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Born Under a Bad Sign(悪い星の下に生まれて)

ブルース / テキサスとソウル・ブルース · 1967

Born Under a Bad Sign(悪い星の下に生まれて)

アルバート・キング

Born Under a Bad Sign · Albert King

この一枚を聴く理由

ギターの強いひと言の下でも、バンドは動き続ける。長い独奏を待つより、拍と短い返事が作る関係から入ってみたい。

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収録曲・試聴

日本語編集版

アルバムの物語

表題曲の低く繰り返す音を追ってから、その上へ入るギターに耳を移す。Born Under a Bad Signは、難しい独奏を我慢して待つための盤ではない。歌の間に短い音が現れるだけで、空間の感じ方は変わる。声とギターのどちらが強く語るように聞こえるだろう。その下で続く拍は、どんな力を渡しているだろうか。ブルースの歴史を先に覚えなくても、音が登場する順番と、少し待つ時間を楽しむところから始められる。

1967年にスタックスから発売された、先行シングルの素材を集めた性格を持つアルバム。一続きの公演を記録したライヴ盤とは違う。参照する配信は十一曲で、別テイクを足した拡張再発とは分けて考えたい。2002年の権利表記も最初の発売年ではない。有名な二、三曲から入るのは自然だが、後半の遅い歌まで進むと、ギターの名手という印象の外にある声も近づいてくる。曲数や題名だけでなく、どの版を選んだかにも少し注意を向けよう。

リズム・ギターとフルートを探す

「Oh, Pretty Woman」では、キングの前に出るギターだけでなく、後ろで拍を刻むギターを追ってみたい。コンコードの解説はスティーヴ・クロッパーの支える役割を指摘する。次に「I Almost Lost My Mind」へ移り、フルートの音を探してみよう。力強い電気ギターだけを予想していると、柔らかな管楽器の登場は意外かもしれない。同じ歌手とギターでも、周囲の組み合わせが変わると印象は変わる。二曲を行き来すれば、名手一人の音を待つだけでは見えにくい、この盤の幅を具体的に感じられる。

名前の後ろにいる演奏家たち

ブッカーT&MGズとメンフィス・ホーンズも、この盤を聴くときに覚えておきたい存在だ。楽器名を全部当てなくても、声を支える音と手前へ現れる音の違いは追える。ギターの練習材料としてだけ聴くと、曲全体の大きさや動きを見落とすかもしれない。終わった後、独奏の一句だけでなく、バンドの拍も思い出せるだろうか。目立つ一人と周囲を分けず、同じ場所にいる演奏として味わいたい。

今の名声を発売時へ重ねない

議会図書館のトーマス・ファインの解説は、発売時にアルバムがチャート入りしなかったと記す。今日の評価と最初の売れ方は別に考えたい。まず表題曲と最後の「The Very Thought of You」を並べ、強く差し出す言葉とゆっくり保つ言葉を比べてみる。近く感じる一曲があれば、その隣へ進めばよい。後の影響をすべて知る前にも、自分が戻りたい小さな瞬間は選べる。どの曲でも同じ感情になる必要はなく、違いを残して聴くことで一枚の幅が見えてくる。

曲からたどるアルバム

表題曲の低い繰り返しとCrosscut Sawの拍を比較したい。参照配信は十一曲、試聴はその一部のみ。

  1. Born Under A Bad Sign

    目立つギターを待つ前に、低い反復を追ってみる。同じ土台でも、歌の入口と楽器の返事では感じが変わる。コンコードの再発解説によれば、曲は1967年のR&Bチャートで49位となった。アルバム全体の売上順位とは別の記録だ。不運を語る人物をそのまま歌手の自伝にせず、訴える言葉が拍の上でどう動くか聴いてみたい。重く沈むのか、それとも勢いを得るのか。一度は声を、次は声が残す隙間を追う。短い形が何度も戻ることは退屈だけを生むのではない。別の音が関係を変えるたび、次を待つ楽しさにもなる。知っている曲なら、覚えた旋律以外へ注意を移す入口にできる。

    参考資料 · Concord: Born Under a Bad Sign, Stax Remasters notes
  2. Crosscut Saw

    表題曲から続けて、身体が拍を追う感じは変わるだろうか。ギターが前に出ても、バンドは動きを手放さない。コンコードは同名曲の1941年の録音にも触れている。キング以前の素材が、別の演奏で違う表情を得ることを考えられる。ただし、その古い版を知ることは鑑賞の条件ではない。短いギターの返事を聴き、次には伴奏を追ってみよう。前の音が長くとどまる間、拍も待っているのか、それとも歩き続けるように感じるのか。難しい技を競うように聴くより、異なる動きが一曲に同居する面白さを探したい。少し注意の置き場を変えるだけでも、同じ録音へ戻る理由ができる。

    参考資料 · Concord: Born Under a Bad Sign, Stax Remasters notes

次に聴く一枚

B.B.キングのLive at the Regalへ。スタジオの曲と客席のある公演で、歌とギターの返事はどう変わるだろう。

Live at the Regal ↗
参考資料と編集について

日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。