レゲエ・ラテン / ルーツ・レゲエ · 1981
Red
Black Uhuru
この一枚を聴く理由
重い低音と鋭いリズムの間へ声が伸び、反復の中に緊張と空白を一緒に作る。
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収録曲・試聴
日本語編集版
アルバムの物語
低い音が体をつかむ間、声は上で長く伸びたり、急に角を立てたりする。ブラック・ウフルーの《Red》は、レゲエをゆったりした背景とだけ思う耳を別の方向へ向ける。戻ってくるリズムの力と歌の残す空間を一緒に追うと、同じ場所に留まるような音楽の中で圧力が変わり続ける。
ジャマイカのグループが1981年に発表した作品。マイケル・ローズ、ダッキー・シンプソン、プーマ・ジョーンズの歌の編成と、スライ&ロビーとの協働が中心にある。公式紹介はこの時期の太いドラムとベース、重なる音を特徴に挙げる。スライ・ダンバーとロビー・シェイクスピアは制作とリズムを担った。名前を確認して終わらず、声の長い線と低い反復がどこで近づき、離れるか聴いてみよう。
リズムの隙間を渡る声
冒頭の「Youth of Eglington」で短く切れる動きと長く続く声を交互に追うと、入口が開く。「Sponji Reggae」では旋律が戻る形と下のリズムを分けてみよう。全員が同じ拍を同じように強調しなくても、音楽は強くつながる。違う場所へ重みを置きながら全体が続く感覚が大事だ。声を飾りや言葉の運び手だけでなく、リズムを変えるもう一つの力として聴ける。音数より、互いの間隔に目を向けたい。
八曲の中の違う密度
「Sistren」「Journey」から「Utterance」へ進むと、声が空間を占める方法も変わる。全曲を一つの政治的な標語や同じ気分にまとめず、句を長くつなぐ場所と短く返す場所を探そう。「Puff She Puff」「Rockstone」の後に「Carbine」が元の構成を閉じる。電子音や効果の機材名をすべて知る必要はない。音が始まってからどれほど残り、消えた所へ何が入るかだけでも、編曲の動きを読める。
再発で長くなった部分
公式ディスコグラフィーの原盤は八曲で、リンク先には二トラックが加わる。九曲目が約十分半の「Sponji Reggae (Discomix)」、十曲目が「Trodding (Single Version)」だ。先に聴いた題が再び出ても、再生機の誤りや同じファイルの重複ではない。まず八曲目で終わりを感じ、拡張ミックスを別に比べれば、長さが空間をどう変えるか考えられる。2003年の再発表記と原盤の1981年も区別する。レゲエ全体を代表する唯一の盤と考えなくても、この声の組合せとリズム隊が作った緊張は十分に楽しめる。長さや反復を一律に評価せず、どこへ注意を置くか選び直したい。
曲からたどるアルバム
低い反復を基準に、声が長く残る所と短く切れる所を追ってみよう。
Youth of Eglington
冒頭のリズムを滑らかな一本線としてだけ聴かず、短く切れる所と声が長く越える所を選ぼう。低い反復が続く間、歌は同じ枠を別の角度から照らすように動く。題名は配信も公式一覧もEglingtonと記すので、勝手に綴りを直さない。地名の表記だけで歌詞の全場面や事件を確定することも避けたい。約五分の一曲目で、まずベースの反復を基準にし、次に語尾が残る長さへ注意を移そう。一つの層だけを追う時と、複数を一緒に聴く時の違いが良い入口になる。重さと鋭さが同時に感じられる理由を、小さな音の間隔から探してみたい。その差に耳を置こう。
参考資料 · Apple Music: ten-track Red reissueSponji Reggae
旋律に馴染んだら、それを支えるリズムの空白へ注意を移そう。声が前へ出る時も、低い反復と短い打音はそれぞれの長さを保つ。原盤の二曲目で、リンク先も約四分五十五秒の二曲目。九曲目のDiscomixは約十分半と大きく違うため、同じ演奏の誤った重複ではない。まず短いアルバム構成を終えてから比べると、同じ材料が長い空間へどう置かれるか考えられる。ただし長いから原版より完全、あるいは優れているとは決めない。旋律が戻る感じと、その間のリズムに留まる時間を、それぞれ味わうとよい。同じ題でも、時間の使い方を比べる余地がある。
参考資料 · Black Uhuru official: Red original eight-song programme
次に聴く一枚
Bob Marley & The WailersのSurvivalと、声の配置やリズムの重みが作る違う緊張を比べたい。
Survival ↗参考資料と編集について
日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。
- Black Uhuru official: Red original eight-song programme · blackuhuruofficial.com
- Black Uhuru official: vocal lineup and Sly & Robbie collaboration · blackuhuruofficial.com
- Apple Music: ten-track Red reissue · music.apple.com
- Roots Archives: original LP and expanded 2003 edition · www.roots-archives.com