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Do You Want More?!!!??!

ヒップホップ / オルタナティヴとジャズ・ラップ · 1995

Do You Want More?!!!??!

The Roots

この一枚を聴く理由

ラップが空けた場所に次の音が入り、拍子の中に会話が生まれる。

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収録曲・試聴

日本語編集版

アルバムの物語

声のフレーズが終わった瞬間、その後ろで何が動くかを待ってみる。ザ・ルーツの《Do You Want More?!!!??!》では、ラップと楽器を別々の層としてより、同じ場所を使う動きとして聴く楽しみがある。ゆったりした表面の内側で、短い応答が注意の向きを変えていく。

フィラデルフィアのグループによる2作目で、メジャー・レーベルからのデビュー作に当たる。ここでは1995年の米国発表を基準とし、イントロから《The Unlocking》までの16曲版を扱う。後年の記念盤にはリミックスや別ヴァージョンが加えられているが、元の流れとは分けて考えたい。バンドとして演奏することは聴き方の手掛かりであって、他のヒップホップより本物だと順位をつける根拠ではない。

言葉の歩幅

ブラック・ソートとマリク・Bのラップでは、速さだけでなく、どこで文を閉じ、次の言葉までどれだけ間を置くかに注目したい。声を意味の運び手としてだけ聴かず、拍子を動かす要素の一つとして追うと、その下の音も違って聞こえる。長い句のあとに短い句が入った時、同じ反復がどのように感じられるか。専門的なジャズの用語を覚える前にも試せる、小さく具体的な聴き方だ。聴くたびに対象を一つに絞れば、全体の複雑さを無理に説明しなくてもよい。よく知る曲の同じ箇所に戻り、前回は背景だった音を今回は入口にしてみよう。

途中の場面を残す

《Proceed》や《Distortion To Static》が序盤の輪郭をつくる一方、中盤の《? Vs. Rahzel》や《Essaywhuman?!!!??!》では、声そのものの音へ耳を向けやすい。言葉の内容だけを追っていると通り過ぎる箇所も、前後を切らずに聴けば、アルバムの規模を変える場面になる。後半の《Silent Treatment》に進んだ時には、同じように余裕のある拍子でも、いつも同じ感情を示すわけではないことを考えられる。

次の応答を探す

すべての楽器を当てようとするより、声が止まったあと最初に気になる動きを一つ探すとよい。次には声が戻ってくる入口を追う。その往復で、演奏とラップの関係を自分の耳で確かめる場所が増えていく。最初は《Proceed》に戻り、慣れたら中盤の開かれた場面へ進むという順でもよい。代表曲を二、三曲だけ聴く時とは異なる呼吸が、最後までの16曲に残る。名盤という評価を先に受け入れるのではなく、小さなリズムの関係からもう一度聴く理由を得られる作品だ。

曲からたどるアルバム

声が止まったあとの動きと、再び入る瞬間を交互に追う。

  1. Proceed

    声の文が終わる瞬間と、そのすぐ周囲のドラムを交互に追ってみる。ラップが前に出ていても、伴奏が止まった背景になるわけではないと感じられる。イントロに続く16曲版の2曲目で、選んだ音源は約4分35秒。記念盤の《Proceed II》など別名のヴァージョンとは区別する。初回はすべての言葉を拾おうとせず、長い句と短く切れる句を比較したい。次には同じ場所の低音へ注意を移す。一度に全パートを聞き取るより、安定した反復の中で声の歩幅が何を変えるかを探すほうが、この曲への具体的な入口になる。繰り返して違いを確かめたい。

    参考資料 · Apple Music: original-programme digital album
  2. Essaywhuman?!!!??!

    声をまずリズムと音の輪郭として聴き、短い動きのあとに楽器がどんな大きさで応じるかを追う。選んだ16曲版の11曲目で、長さは約5分。この開かれた雰囲気だけを根拠に、一度の演奏をそのまま収録したと推測する必要はない。録音方法の伝説より、耳に入る応答の関係を楽しみたい。声を追う回と楽器を追う回を分け、前後の曲もつなげてみよう。この場面は流れを止めるのか、それとも別の動きで続けるのか。《Proceed》と比べると、声の役割が明瞭な文を届けることからどのように広がるかを考える手掛かりになる。その違いをゆっくり追いたい。

    参考資料 · Apple Music: original-programme digital album

次に聴く一枚

ア・トライブ・コールド・クエストの《Midnight Marauders》では、ラップと反復する伴奏の別の関係を比較できる。

Midnight Marauders ↗
参考資料と編集について

日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。