GROOVE ARCHIVE
← 韓国の音楽
송골매 2집

韓国の音楽 / 1980年代 · 1982

송골매 2집

송골매 / Songolmae

송골매 2집 · 송골매

この一枚を聴く理由

弾むリズム、ざらついた声、長く伸びる旋律が、一つのバンドに違う表情を与える。

音楽と一緒に読む

収録曲・試聴

日本語編集版

アルバムの物語

「어쩌다 마주친 그대」の短く弾む動きに馴染んだ頃、別の曲では声が長く留まり、景色を変える。ソンゴルメの二作目は、一種類の音へ滑らかに整理された盤というより、違う個性が同じバンドの中で動く盤として聴くと面白い。ギターの力と歌の親しみやすさも、反対側へ分ける必要はない。

1982年に発表した韓国のロック・バンドの二作目で、ペ・チョルスとク・チャンモの異なる声が軸になる。再発元Music&Newの解説は、メンバー再編と、大学のバンドBlack Tetraからのク・チャンモ、ギタリストのキム・ジョンソンの参加を背景に挙げる。ただし後年の最高作という評価を、当時の全聴衆の反応とはしない。ここで直接比べられるのは、声の質感、リズムを捉える位置、旋律を長く運ぶ方法だ。

同じバンドの違う話し方

クが書いて歌う冒頭曲は、短い句が戻る時の弾力をつかむ。ペの声が中心の「그대는 나는」へ移ると、言葉を置く感触と旋律の長さが変わる。二人を澄んだ声と粗い声という二語だけで分けず、句をどう終え、次をどこで始めるか聴こう。同じバンドが支えても、歌の前後の空間は違って感じられる。この差は盤を二つに割るより、次の曲への好奇心を生む。音色の違いだけでなく、息を置く場所にも注意したい。声が止まった後にも伴奏は続き、次の言葉が入る位置を待たせる。その短い時間を聴くと、歌手とバンドを別々に扱う必要がなくなる。

知っている曲の間にも

「우리들」と「다시 한번」を経て「세상만사」まで聴くと、冒頭のリズムだけでは全体を説明しにくい。後半の「하다못해 이 가슴을」「모두 다 사랑하리」「빨리 빨리」は、違う大きさの呼吸を置く。ギターを追っていた人は声の空白へ入る音を、旋律だけを覚えていた人は下の反復が力を置く場所を選ぼう。馴染みのある曲の間にも、バンドの性格を読めるつながりがある。歌の輪郭だけでなく、その周囲がどう動くかも楽しみたい。

再発でも元の形を確かめる

リンク先の十トラックは、確認した韓国の配信と再発LPの順序に対応する。九曲目「내 마음의 꽃/길지 않는 시간이었네」は二つの題が並ぶ一トラックで、別々には分けない。英語サービスの表記は検索用の手がかりであり、公式訳だと断定しない。2023年のLP再発や後年の再結成公演も1982年の盤と区別する。最初は知っている歌を入口にしてよいが、二度目にはその次へ続く流れも残そう。ヒット曲の記憶から少し離れると、十曲が作るアルバムの大きさが見えてくる。

曲からたどるアルバム

声が句を終える位置を比べ、その後を支えるバンドの音を追ってみよう。

  1. 어쩌다 마주친 그대

    短い旋律と反復するリズムがかみ合う時、声はその枠の中で軽く跳ねる。サビの馴染み深さだけでなく、句の終わりから次の入口までの小さな間隔へ耳を向けよう。再発解説はク・チャンモが書いて歌った曲と確認している。英語サービスのYou That Meet Unexpectedlyは同じ一曲目を探す表記で、別の英語曲ではない。まず歌を追い、次は低い反復や短く切る伴奏の動きを選ぶとよい。声が長く続く時にも、その下ではリズムが小さな区切りを作る。慣れていて通り過ぎがちな歌を、バンドの細かなやり取りとしてもう一度聴く入口になる。

    参考資料 · Music&New: Songolmae 2 LP programme and reissue notes
  2. 그대는 나는

    冒頭曲の弾力とは違う速さで声が留まり、旋律の置かれた場所に少し長く視線を残す。再発解説はペ・チョルスの歌と叙情的な旋律の組合せを特徴に挙げる。粗い音色という言葉で終えず、一語を押し出す時と長くつなぐ時を比べよう。句の間を埋めるバンドの音は、声の表面と別の流れを作る。リンク先では三曲目で、英語表記You & Meに対応する。一曲目と続けて比べれば、一枚の中で話し方がどう変わるか感じやすい。優れた声を一つ選ぶより、二つの方法が十曲の流れへ違う間隔と体温を与えることに注目したい。次の曲へ進む時も、その違いを覚えておこう。

    参考資料 · Music&New: Songolmae 2 LP programme and reissue notes

次に聴く一枚

キム・スチョルの못다 핀 꽃 한 송이と、バンド内の複数の声と個人名義の盤の中心を比べたい。

못다 핀 꽃 한 송이 ↗
参考資料と編集について

日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。