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사랑하기 때문에

韓国の音楽 / 1980年代 · 1987

사랑하기 때문에

ユ・ジェハ(Yoo Jae Ha)

사랑하기 때문에 · 유재하

この一枚を聴く理由

ユ・ジェハの穏やかな歌声と、歌の合間にも表情を変える楽器。1987年の韓国のアルバムを、まずは旋律とアレンジの豊かさから聴いてみませんか。

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収録曲・試聴

日本語編集版

アルバムの物語

ユ・ジェハの『사랑하기 때문에』は、歌を覚えたあとにも伴奏へ耳が向くアルバムです。控えめな声のそばで、楽器が色を替え、ときには歌の続きを引き受ける。静かな曲の次にはリズムが明るく動き出し、9曲を通すと一人の歌い手の幅が見えてきます。

1987年に発表されたこの作品は、愛や恋しさを扱いながら、大きく声を張る場面だけで感情を伝えようとはしません。覚えやすい旋律に、細やかなアレンジが寄り添います。韓国語がわからなくても、声が伸びるところ、楽器だけになるところ、曲ごとに変わる足取りから入れます。前の曲から次の曲へ移る時間も楽しみの一つです。歌詞の意味をあとで知れば、最初に音から受け取った印象に別の奥行きが加わるでしょう。

歌声の後ろにも、聴く場所がある

Bugsのアルバム紹介は、大半の曲でユ・ジェハが作詞、作曲、編曲、歌唱を担ったと説明しています。歌を書くことと、それをどんな音で届けるかを考えることが、近い場所にあった作品です。ポップスの楽器に弦や管の響きが加わり、表題曲では歌が休む間も楽器が長く流れをつなぎます。伴奏を歌の飾りとして聴くだけでは、少しもったいない一枚です。声は淡々としていても、周囲の音には動きがある。その釣り合いが、感情を押しつけずに聴き手を引き込むように感じられます。

バラードの一言では収まらない9曲

「우리들의 사랑」で始まり、表題曲で終わる曲順の間に、いくつもの表情があります。「지난날」はリズムの明るさが先に届き、「가리워진 길」は一節ずつ言葉を置くように進みます。途中の器楽曲「Minuet」では、声を離れて楽器の動きに耳を休められます。全体を一つの悲しい告白としてまとめない、この配分が魅力です。人気曲を単独で知るのと、前後の曲と一緒に聴くのとでは印象が変わります。どの曲が最も有名かを先に覚えるより、曲が替わるたびに気分がどう動くかを追うと、初めての人にもアルバムの輪郭がつかめます。

別の歌い手から、原盤へ戻る

没後30年にあたる2017年のトリビュート盤では、スジ、チョ・ウォンソン、キム・ジョハンらがこの楽曲群を歌い直しました。後輩たちの声で曲が広がったことは、その後の歩みを具体的に示す出来事です。別の歌手の演奏から原曲へ戻ると、9曲を一人が歌うことの意味も見えてきます。声の距離、言葉を置く速さ、歌と楽器が互いに場所を譲る呼吸が、一枚の中でつながっているのです。後年の韓国の音楽から関心を持った人にも、ここから初めて聴く人にも、まず一枚を通して過ごす時間を勧めたくなります。

曲からたどるアルバム

以下の日本語の曲名説明は、原題の意味を伝えるためのものです。歌詞の引用ではなく、歌の内容と声の表情を手がかりに紹介します。

  1. 사랑하기 때문에(愛しているから)

    ためらうような歌い出しから、サビでは約束を手放せないように旋律が伸びます。別れを振り返り、もう一度愛を誓う歌なので、穏やかな声にも失いたくない気持ちがにじむようです。楽器だけになる長い間奏では、言葉が止まっても感情は続いていると感じられます。2017年のトリビュート盤ではスジがこの曲を歌いました。原曲に親しんだら、歌い出しとサビを二つの版で聴いてみてください。どこを長く残し、どこで声を柔らかくするか。同じ旋律でも、約束を語る距離が違って聞こえるはずです。韓国語の細部が聞き取れなくても、声の長さや息の置き方から、その違いを受け取れます。

    参考資料 · 2017 헌정 음반 소개 · Bugs
  2. 지난날(過ぎた日々)

    明るいリズムに誘われているうちに、歌が過去への思いを抱えていると気づきます。足取りは前へ進むのに、心は少し振り返る。その組み合わせが、懐かしさを重くしすぎません。2017年のトリビュートでは、キム・ジョハンとMuzieがプロデュースし、キム・ジョハンとラッパーのKillagramzが参加した版も作られました。バラードの歌い手というイメージだけでは捉えきれない、曲のリズムの強さが見えてきます。原曲のサビを覚えてから新しい版を聴くと、歌とラップが拍子に乗る違いも楽しめます。思い出を語る曲が、後の音楽家には別の呼吸で歌える曲として届いた。その変化を聴き比べる入口です。

    参考資料 · 2017 헌정 음반 소개 · Bugs
  3. 가리워진 길(隠された道)

    道を見つけたと宣言するのではなく、見つけられるようそばにいてほしいと願う歌です。声を張り上げなくても、静かな一節の重なりから切実さが伝わります。答えそのものより、誰かが一緒にいてくれることを求める気持ちとして聴くと、言葉の意味にも近づけるでしょう。2017年のトリビュートではチョ・ウォンソンが取り上げました。原曲と並べるなら、一つの文を終えて次を歌うまでの間に注目してみてください。すぐそばで話しかけられているようか、独り言を偶然聞いたようか。声の距離が替わるだけで、同じ願いの表情も変わります。短い曲だからこそ、二人の呼吸を続けて聴いて確かめやすい一曲です。

    参考資料 · 2017 헌정 음반 소개 · Bugs

次に聴く一枚

IUの『Palette』では、別の世代の韓国ポップスから、親密な歌声と多彩なアレンジの関係を聴いてみてください。

Palette ↗
参考資料と編集について

日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。