韓国の音楽 / 1980年代 · 1988
봄여름가을겨울
春夏秋冬(SSaW)
봄여름가을겨울 · 봄여름가을겨울
この一枚を聴く理由
三つのインスト曲と七つの歌を、四季の目印に沿って配置したデビュー作。
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収録曲・試聴
日本語編集版
アルバムの物語
春夏秋冬の第一作は、歌手が登場する前に楽器が自己紹介をする。「항상 기뻐하는 사람들」から始まる流れは、歌とインスト曲を経て「12월 31일」に届く。演奏を歌の隙間に置くのではなく、入口と場面転換と最後を任せた構成が明確だ。
キム・ジョンジンとチョン・テグァンを中心とするデュオが1988年に出した本作は、元々十曲のアルバムだった。キムは2018年のSBSインタビューで、生涯誇れる第一作を作りたかったと振り返っている。その意欲は全曲で技術を誇示することに向かうだけではない。三つのインスト曲と七つの歌が違う位置を持ち、有名曲だけでは見落とす関係を作る。現在の十一曲目は、元の結末の後に加わった曲として聴き分けたい。
季節の四つの場所
第一曲の春、第四曲「거리의 악사」の夏、第六曲「사람들은 모두 변하나봐」の秋、第十曲「12월 31일」の冬が大きな区切りになる。四つともインスト曲なのではなく、秋には声が入る。季節の構想を、そのまま器楽の組曲と考えることはできない。元の表面五曲と裏面五曲を意識すれば、秋の歌が第二面の入口を作る役割も分かる。題名から漠然と季節を想像するより、この配置の違いを追うほうが具体的だ。
二人より広い編成
デュオという呼び名は、二つの楽器だけで録音したという意味ではない。ギターとドラムの関係にベースと鍵盤が加わり、曲に必要な幅を作る。歌詞のない曲では楽器の句が記憶の中心になり、歌のある曲では演奏が言葉の速さと並んで進む。全曲で同じ楽器が前にいるかより、声が入った時に合奏の役割がどう変わるかを比べてみたい。複雑な演奏という一言より、歌う場面と歌わない場面の往復が作品をよく説明する。
最後の歌の後に冬
九曲目「보고싶은 친구」の次は、歌ではなく「12월 31일」になる。最初に開いた楽器の空間へ戻るような終わり方であり、歌詞で結論を告げる代わりに演奏が時間を閉じる。途中の「전화」や「방황」まで聴けば、有名な一曲に全体の気分を代表させずに済む。季節の目印は全てを解説する答えではなく、再び聴く時に新しい場面の始まりを探す手掛かりだ。元の十曲目の終わりを覚えてから追加曲へ進むと、現在の長い構成も自然に整理できる。曲数だけでなく、どこで声が消え、楽器が締めくくりを引き受けるかに注目すると、入口と出口のつながりが見えてくる。十曲を一続きに聴く方法と、元の二面に分けて聴く方法を試すと、第六曲の声が単なる続きではなく、新たな出発にもなる。
曲からたどるアルバム
第一曲の演奏と第六曲の歌を比べ、第十曲で元のアルバムの結末を確かめる。
항상 기뻐하는 사람들
春の目印を持つ最初のインスト曲。歌手を待つより、ギターとリズムが作る句を先に聴きたい。公開クレジットにはキム・ジョンジンのギター、チョン・テグァンのドラムと打楽器、ソン・ホンソプのベース、ファン・スグォンの鍵盤が記されている。二人が率いるバンドは、他の奏者と共に広い編成を作る。約三分五十一秒の演奏は短い準備ではなく、完結した最初の場面だ。続く「헤어지긴 정말로 싫어」で声が現れた時に何が変わるかを比べると、インスト曲を入口にした効果が分かる。後年の実演や別の演奏者に置き換えず、このアルバムの第一曲を選んでいる。
参考資料 · SSaW label notes and original credits via Genie사람들은 모두 변하나봐
第六曲は秋の目印と共に元の第二面を開く。第一面の入口がインスト曲だったのに対し、ここではキムの声が句を導く。約五分の歌を有名なリフレインだけで覚えず、声が休む間にも合奏の時間がどう続くかを聴こう。第一曲と並べれば、歌と演奏は対立する選択肢ではなく、同じ盤の二つの構成方法になる。この曲の終わりは作品全体の終わりではない。「방황」「전화」「보고싶은 친구」を経て冬のインスト曲が待っている。前後の順序を覚えると、親しんだ曲でも違う位置と重さが見える。代表曲だからといって、全ての場面の気分を一曲だけに背負わせる必要はない。
参考資料 · SSaW label notes and original credits via Genie
次に聴く一枚
トゥルグックァのデビュー作へ進み、同時代の韓国のバンド盤が歌と合奏をどう違って配置するかを比べたい。
들국화 ↗参考資料と編集について
日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。