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ヴィヴァルディ:四季

クラシック / バロック · 1959

ヴィヴァルディ:四季

フェリックス・アーヨ/イ・ムジチ合奏団

비발디: 사계 · 이 무지치 / 펠릭스 아요

この一枚を聴く理由

知っている旋律の間に耳を向けると、独奏と合奏が風景を受け渡す様子が見えてくる。

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収録曲・試聴

日本語編集版

アルバムの物語

「春」の冒頭を知っていても、その旋律が戻るまでの道筋まで覚えているとは限らない。合奏が大きな場面を示し、独奏ヴァイオリンがその中に細かな動きを作る。アーヨとイ・ムジチの『四季』では、有名な旋律を確認した後こそ、周囲の弦の入り方や退き方を追ってみたい。親しみやすさと、音の配置を聴く楽しさが両立する。

対象は1959年にウィーンで録音されたステレオ演奏。アーヨとイ・ムジチには、それ以前のモノラル録音もあるため、演奏者名だけで同じ音源と判断しないことが大切だ。作品自体は1725年に出版された作品8の冒頭四曲で、各季節が三楽章からなる協奏曲である。1959年は作曲年ではない。四楽章の交響曲を想定するより、四つの協奏曲それぞれの中で、速い両端と遅い中央楽章がどう向き合うかを聴くと整理しやすい。

情景と音の構造

鳥や嵐、踊りや寒さを思わせる音楽には、詩と結びつく描写がある。ただし、すべての音に正しい絵を当てはめなくても楽しめる。合奏が覚えやすいまとまりを示す場所と、独奏が違う方向へ進む場所を分けて聴いてみよう。速い楽章にも静かな時間があり、遅い楽章にも伴奏の運動は残っている。季節の名前を知ることと、音がどのようにつながるかを聴くことを往復すれば、背景音楽として通り過ぎていた部分にも耳が止まる。旋律を前景、伴奏を背景と決めつけず、注意を入れ替えることも試してみたい。

一枚だけの発見ではない

デッカの後年の解説は、アーヨによる1959年のステレオ盤を、イ・ムジチの録音史の重要な成功例として扱っている。だからといって、この盤以前には作品が演奏されていなかった、あるいは一枚だけで再発見されたとは言えない。一方、2001年の再発売評でコリン・クラークはテンポや伴奏の重さに批判的だった。これは録音当時の批評とは区別したい。現代楽器によるこの演奏を唯一の正解にせず、ほかの解釈に進む時の比較対象として聴けば、作品の歴史と演奏の歴史を混同せずに済む。

十五トラックの内訳

リンク先は『The Four Seasons; L’amoroso』という編集盤で、最初の十二楽章が『四季』、最後の三楽章は別の協奏曲RV 271「L’amoroso」である。後者は1958年録音で、五番目の季節ではない。配信の1986年という編集盤の日付や、各トラックに付く日付を、そのまま録音日と読まないようにしたい。一度は十二曲目で止め、冬の終わりを聴き終えてから次の作品へ移ろう。こうすれば、再発売で組み合わされた曲と、四つの協奏曲が作るまとまりの境界がはっきりする。

曲からたどるアルバム

各協奏曲の最初と中央の楽章を続けて聴き、独奏と伴奏の距離の変化を探そう。

  1. Concerto for Violin and Strings in E Major, Op. 8, No. 1, RV 269 "La Primavera": 1. Allegro

    冒頭の合奏を覚えたら、それがいったん退いた時にヴァイオリンが何をするかを追いたい。鳥の声を思わせる短い動きは、描写を知らなくても応答の身振りとして聴ける。よく知る主題がずっと続くのではなく、違う場面を経て戻ることが重要だ。間にあった独奏の動きが記憶に残るため、同じまとまりの印象も変わってくる。アーヨの音だけを前に取り出さず、周囲の弦がいつ加わり、いつ場所を空けるかにも注目しよう。楽器名を全部覚えなくても、役割の受け渡しは聴き取れる。導入を知っていることは、そこで聴くのをやめる理由ではなく、その先の変化を見つける手がかりになる。

    参考資料 · LA Phil: publication and four concertos
  2. Concerto for Violin and Strings in F Minor, Op. 8, No. 4, RV 297 "L'inverno": 2. Largo

    長く歌う独奏の下で、伴奏は短い音を刻む。二種類の時間が同時に進むため、穏やかな旋律だけに耳を向けると見落とす動きがある。冬の情景では、雨は外にあり、人は暖かな場所にいる。天候が消えたのではなく、聴く位置が変わったと考えるとわかりやすい。まずヴァイオリンの線を追い、次には後ろの短い音へ注意を移してみよう。同じ部分でも、どちらを近くに感じるかで印象が変わる。遅い楽章が単なる停止ではないことを体験できる方法だ。そのまま最後の速い楽章へ進めば、内側の安らぎと外の動きとの対比も明瞭になる。前後を含めて聴くことで、この小さな場面の位置が見えてくる。

    参考資料 · Victoria Symphony: seasonal imagery and Winter

次に聴く一枚

同じイタリア・バロックのコレッリの合奏協奏曲へ進み、少人数と全体の関係を比べたい。

Corelli: Concerti Grossi Op. 6 ↗
参考資料と編集について

日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。