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The Wailing Wailers

レゲエ・ラテン / スカとロックステディ · 1965

The Wailing Wailers

ザ・ウェイラーズ

The Wailing Wailers · The Wailers

この一枚を聴く理由

後年のゆったりしたレゲエを想像していたら、最後の Simmer Down からどうぞ。短い歌の中で声が交わる楽しさがあります。

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収録曲・試聴

日本語編集版

アルバムの物語

まず最後の「Simmer Down」を聴いてみてください。後年のボブ・マーリーから想像するゆったりした感覚より、前へ跳ねるリズムに耳が向くかもしれません。一つの声が歌い、そこへ別の声が加わるところを追うだけでも楽しめます。有名な歌手の若い頃を確認する資料としてだけでなく、短い歌の中で声と伴奏が忙しく動く音楽として出会える一枚です。英語をすべて聞き取る必要も、歌手を一人ずつ見分ける必要もありません。

公式アーカイブでは1965年末の最初のLPとされ、1964〜65年の録音からプロデューサーのクレメント・コクソン・ドッドが選んだものと説明されています。一つの計画に沿って録音した現代的な意味のスタジオ・アルバムとは違います。曲ごとに表情が変わることを、まとまりの欠如と考えずに楽しんでみましょう。同じグループがどんな歌い方を試していたか、その幅に触れられます。この説明だけから当時の具体的な順位や聴き手全員の評価まで推測することはできません。

主役を先に決めない

マーリーの名前を知っているほど、その声だけを探したくなるかもしれません。今回は「I Need You」や「Love and Affection」で、一つの言葉が終わったあとを聴いてみてください。別の声が受け取るのか、言葉を延ばすのか、空間を残すのか。同じ伴奏が続いていても、声の重なり方で印象は変わります。誰が何番目のフレーズを歌ったかを暗記するより、グループで歌う楽しさに耳を向ける入り方です。

知っている題名を曲順に戻す

「One Love」は五曲目。前の「What’s New Pussycat?」から、次の「When the Well Runs Dry」まで続けてみましょう。後年の有名な録音を一曲だけ取り出す場合とは、出会い方が変わります。象徴的な歌という肩書きをいったん置けば、日々の歌の一つとして身近に感じられるかもしれません。知っている題名は、知らない隣の曲へ進むための目印にもなります。期待通りの響きを探すだけで終わらせない、小さな聴き直しです。

再発盤として出会う

案内しているのはスタジオ・ワンの全12曲の再発構成です。公式アーカイブは初版以降に、その時々の流行に合わせた追加録音が行われたと説明しています。曲名と順番が合っていても、1965年の初版と音まで同一とは限りません。ここでは手に取りやすい再発として案内し、初版を完全再現した音と断定しません。まず歌どうしの対比を楽しみ、もっと知りたくなったら版の違いを調べる。その順番でも十分です。鑑賞を資料の確認だけで終わらせる必要はありません。

曲からたどるアルバム

終曲から入り、One Love と冒頭の曲を比べてみましょう。再発盤の音を初版そのままと断定してはいません。

  1. Simmer Down

    繰り返される題名をまずリズムとして追い、その周りに声が加わるところを聴いてみてください。後年のゆったりしたレゲエを想像していた人には、軽快に進む伴奏が意外な入り口になるかもしれません。公式の12曲の順番では最後に置かれています。一曲だけ聴いたときと、それまでの恋の歌を通ってから出会うときで、印象はどう変わるでしょうか。題名は落ち着くよう呼びかけますが、音楽そのものが静かな背景にとどまるわけではありません。当時の具体的な順位や社会への効果を、この歌があるという理由だけで断定はしません。まず終曲の勢いを感じ、それから最初へ戻ってみてください。

    参考資料 · Bob Marley official: The Wailing Wailers original programme and overdub history
  2. One Love

    よく知っているつもりの曲ほど、記憶の中の録音と比べたくなります。今回は短いリズムに声がどう乗るかを先に聴いてみましょう。公式の初期アルバムでは五曲目という位置も手がかりです。前の「What’s New Pussycat?」から次の「When the Well Runs Dry」まで止めずに進むと、後年の象徴的な一曲という印象とは違う距離で出会えます。知っている題名を入口に、グループの他の歌も楽しめる並びです。追加録音を含む再発の歴史があるため、ここで聴ける音を初版そのままとは断定しません。また、後年のよく知られた版と同じ演奏として紹介するものでもありません。

    参考資料 · Bob Marley official: The Wailing Wailers original programme and overdub history

次に聴く一枚

次は《Exodus》へ。One Love の置かれる位置や、歌を囲むリズムの空間を比べてみてください。

Exodus ↗
参考資料と編集について

日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。